トップページ » ラスベガスの観光スポット » エッフェル塔の展望台~パリス
パリの雰囲気を満喫しながらラスベガスを一望できる。
昼も夜もどちらも楽しめる、お勧めのスポットだ。
1999年 9月に完成したこのエッフェル塔の出現は 2つの意味でラスベガスを大きく変えた。
ひとつはラスベガスの中心地が新フォーコーナー (ストリップ大通りとトロピカーナ通りの交差点) からフォーコーナー (ストリップ大通りとフラミンゴ通りの交差点) へ戻り、それと同時に、ストラトスフィアタワーの夜景展望スポットとしての存在感が、相対的に低下したということ。
もうひとつが、知名度抜群のエッフェル塔がラスベガスに出現したことにより、ますますラスベガスが、ギャンブルとは無縁の一般の人たちからも注目されるようになった、ということだ。
かつてラスベガスを代表する写真といえば、リビエラホテルやスターダストホテルのネオンサインだったが、それがいつの日かフラミンゴヒルトン (2000年9月からフラミンゴラスベガスに名称変更) やシーザーズパレスなどが並ぶフォーコーナー周辺の写真に取って代わられた。
ところが 90年代初頭、フォーコーナーを代表するホテルのひとつデューンズホテルが爆破解体され、フォーコーナーの人通りが減り始めると、今度はそこから 1マイルほど南の場所でテーマホテルの建設ラッシュが始まり (エクスカリバー、MGM、ニューヨークニューヨークなどが出現)、ラスベガスの中心地もその新フォーコーナーと呼ばれる交差点付近へ移った。当然のことながら観光ガイドブックの表紙などを飾る写真も新フォーコーナーが中心となった。
しかしエッフェル塔の出現は、そんなラスベガスの中心地を再びフォーコーナーへ呼び戻すこととなった。消えたデューンズホテルの跡地にベラージオホテルが出現したことも重なり、市当局の調べでは、エッフェル塔の完成後、フォーコーナー周辺の歩行者数が確実に増加したという。
さらに、ルクソールホテルのピラミッドがそうであったように、世界中の誰もが見て知っている (少なくとも写真などで見ている) エッフェル塔は、名前そのものの知名度もさることながら、視覚的なアイデンティティーが抜群なため、ラスベガスという街全体を対外的に知ってもらう上で絶大なる宣伝効果があるという。
ベラージオの噴水やトレジャーアイランドの「サイレインス・オブ・ティーアイ」もすばらしいアトラクションだが、それらはあくまでもラスベガスに来た観光客を楽しませるためのものであって、世界各地に住む人々の目をラスベガスに向けさせるという役目としてはエッフェル塔に遠くおよばない。
さて、そんな偉大なるエッフェル塔によって早くも影響が出てきているのが夜景見学スポットとして長らく親しまれてきたストラトスフィアタワーだ。これまでにも 「高さはすごいがストリップの中心街から遠くて夜景がよく見えない」、「○×ホテルの屋上ラウンジからの方がよく見える」 などという声も少なくなかったが、エッフェル塔が完成したことにより、その存在感は確実に低下した。
実はエッフェル塔も、その完成前、本場フランスのそれの約半分ほどのサイズしかないとあって、夜景見学スポットとしてはあまり期待されていなかったが、実際に完成してみると大方の予想に反して見晴らしがよく、ストラトスフィアタワーの人気を奪う存在になっている。
ちなみに、遠くの夜景がただ漠然と見えるストラトスフィアタワーと異なり、地上 140m 地点のエッフェル塔の展望デッキ (写真) からは、向かい側のベラージオや隣のアラジンはもちろんのこと、最南端のマンダレイベイに至るまで実によく見える。ストリップ上にある主要ホテルでエッフェル塔の展望台から見えないホテルは、巨大なベネシアンにブロックされてしまったスターダストとサーカスサーカスぐらいだ。
■ エッフェル塔の展望デッキへの行き方:
パリスホテルのカジノフロア内にあるギフトショップ (ストリップの歩道側の入口から入ってすぐ左手前にある) でエレベーターのチケットを購入する。料金は 大人 $9、 シニア(65歳以上) $7、子供(6~12歳まで) $7、5歳以下は無料となっている。なお、エレベーターや展望デッキの混雑を避けるためにチケットには搭乗時刻が記載されている。黙って購入すると最も早い時刻を指定される。希望する時刻に乗りたい場合はその希望を告げて購入する必要がある。営業時間は 10:00am~1:00am。
エレベーター乗り場はカジノ内に架かっている白い橋(歩道橋のように見える橋) の上。時刻が指定されていても週末などは 30分ぐらいは並ぶ覚悟が必要だ。エレベーターは約 10人乗りとかなり小さめで、展望デッキも一辺が 5m ぐらいの正方形で決して広くない。
展望デッキは安全のためかなり目の細かい金網と鉄格子で囲まれているが (写真上)、ところどころにカメラのレンズを差し込むための穴が用意されているので撮影の際はそれを利用するとよいだろう。ただし一眼レフではないカメラの場合、ファインダーのレンズと主レンズの位置が異なるため、ファインダー内に鉄格子がかかっていなくても主レンズが鉄格子に隠れてしまっていることがあるので十分な注意が必要だ。また、夜景の撮影はシャッタースピードが非常に遅くなるため三脚がないと手ぶれを起こしてしまう。とはいっても現場が狭いこともあり混雑時は場所的にも時間的にも三脚を組み立てているほど余裕がない。したがって、カメラの一部を金網などに押しつけて固定させ、息を止めて静かにシャッターを切るテクニックが必要となるが、そのテクニックがない者はセルフタイマーを使えばシャッターを押す動作による手ぶれだけは防ぐことができるので試してみるとよいだろう。
なお、強風時は安全のためエレベーターの運行が打ち切られることがある。もしくは通常の速度よりもはるかに遅い速度で昇降することがある。したがって強風時はチケットを買っても展望台に行けないことや(もちろん払い戻し可能)、低速運転のため大混雑することがあるので、あらかじめ知識として知っておいた方がよいだろう。